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トヨムラだより と Ham Kit (ハムキット)

“トヨムラだより”とHam Kit (ハムキット)       総目次は こちら

「押入れの奥から古いパンフレット“トヨムラだより”がでてきた」と友人から写真が届いた。
届いた「トヨムラだより」が何年頃に配布されたものか発刊年月の印刷が見当たらないが,往年のHam Kit(ハムキット)のクリスタルコンバーターCV-10シリーズの写真が表紙に掲載されているので,昭和37~38年頃かな~と思う。

Ham Kitのクリコンはタイトバリコンの代わりにシリンダー式トリマー(ピストントリマー)を使用するなど,安価に購入できるような工夫が随所にされていた。CV-10シリーズとしては28,50,144MHz用があった。最も人気があったのは50MHz用のCV-106だったと思う。アマチュア用として完成度の高いキットだった。私は,Ham Kitが購入できず,クリコンを自作して50MHzを楽しんだ。

50MHzの自作AM送信機の水晶発振子は,8.3MHz付近のジャンク品のFT-243を購入し,内部の水晶板を取出して,ガラス板の上に歯磨き粉を溶かして水晶板の表面をこすり,6逓倍した結果が50.3MHz付近となるように発信周波数を上昇させたことを思い出した。周波数が高くなり過ぎた時は水晶板へ赤チンを少し塗って周波数を下げた記憶がある。

最初は,水晶発振子が1個だった(2つ買えなかった)ので送信周波数は固定だった。その1つの周波数でCQを出し,応答してくれる局を受信機のダイヤルをまわして探した。その頃の50MHz帯は同一周波数で送信受信できなくても問題に感じなかった。七国ビームクラブの方々とQSOさせていただいた頃を思い出した。
トヨムラだより12

「トヨムラだよりり」の2ページ目にジェレクトロ(Jelectro)の送信機QRP-60の写真がある。この送信機はAM変調方式としてキャリアコントロール変調方式(キャリコン変調)を使用し,変調用の高出力真空管や高価な変調トランスが不要な送信機だった。私にとっては,パンフレットを見ることしか出来ない垂涎の無線機の1つだった。
次の下段の大栄送信機VT-357-Bは見かけた記憶がない(無銭家とは縁がない製品かも)。807シングル,プレートスクリーン同時変調の10W送信機。
トヨムラだより22

次は3ページです。当時のトヨムラはジャンク品の販売もしていた(戦後まもない頃はジャンク品の販売が主体だったのだろう)。ハムキットに使われたシリンダートリマーのジャンク品が30円と掲載されている。
波型ガイシが高価で販売されているが,いわゆる,プロ用の大型サイズの碍子なのだろう。
トヨムラだより32

次は4ページ(最終)です。下はラジオセンターから移転のお知らせの地図。長年,地図の場所に店があったが,今は別の場所へ移転している。
トヨムラだより42

「トヨムだより」のハムキットの写真を見て,「昔,友人からQSYしてもらったハムキットがあったはず」と探したら,物置のすみに錆びたケースが見つかった。内部のプリント基板は撤去され,1対1の絶縁トランスの入れ物になっていた。
Hamkit22.jpg

かろうじて,Ham Kitの文字が見える。
HamKit02.jpg


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  1. 2013/01/18(金) 22:03:58|
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