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FRPパイプ(曲げパイプ)の自作

【FRPパイプ,FRP曲げパイプの自作】

ヨットの排気管を船尾で高くする時や,ウォーターロックを自作する時に使用できるFRPパイプの自作方法です。
ストレートのFRPパイプならメーカーから既製品を購入する方法もありますが,短い長さで済む時は自作が安価です。

下図は,50~60cmのFRPパイプ(ストレート)を作成する手順です。
紙で型紙を作り,最終的に紙を水で溶かせて型紙を抜く方法です。
最近,水に浸すと粉々に溶ける紙が販売されていますので,型紙の表面に「溶ける紙」を巻いて使用すれば型紙が早くはずれるでしょう。今回は図にあるように新聞紙を型紙に幾重にも巻いて代用します(水に溶けるのに少し時間がかかります)。FRPで積層する場合は剥離材を使用するのが基本ですが,お金を節約するためにラップを巻いて剥離材の代用としてみます。
パイプの内径は排気管のラバーホースの内径より若干大きくします。FRPの積層は次の加工を考え薄めにします。(図をクリックすると拡大します)
FRPストレートパイプの自作
次はFRPで曲げパイプを自作する手順です。
先ず,上図で作成したストレートFRPパイプを用いてU字曲げパイプを作成する方法です。
下図のように,パイプを切り小片を作ります。
輪切りにした小片のバリを落とし,図のように組合わせて樹脂で仮接着します。
接着材が,内部へあふれた場合は削り取ります。
最終的な形が決まったら,帯状に切ったガラスのクロスまたはマットを巻きつけてFRP樹脂で積層します。
一般的なFRP加工に使用する不飽和ポリエステル樹脂を使用した場合,130-150度Cまで熱に耐えます。
エポキシ樹脂を使用すると耐熱は150~200度Cと高くなります。
排気ホースの中の温度は,排水がインジェクションされていれば100度C以下なので普通の不飽和ポリエステル樹脂でも十分と思います。(図をクリックすると拡大します)
FRP小片で曲げパイプ自作

次は,紙で曲げパイプの型紙を作り,FRPのU字パイプを作る方法です。
紙の型の曲がり部をマスキングテープなどを重ね巻きして滑らかな曲がりを作ることができます。
最後に,型となる紙を水で溶かして抜取りしますので,水に溶けやすい紙で型を作る必要があります。(図をクリックすると拡大します)
FRPでU字の型パイプ自作

FRPパイプを使用せず,塩ビのパイプやエルボを組合わせて作ることもできますが,塩ビは耐熱が低く,
温度が上がると変形する場合があるので排気系統に使用するのはさけたほうが良いでしょう。

ステンレス製のウォーターロックが錆びる原因はこちら
ウォーターロックを自作するはこちら

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  1. 2011/09/06(火) 12:25:36|
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