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20.πC型アンテナチューナー回路図の例

20.πC(パイC)型アンテナチューナー回路図の例
   Example: πC-type Antenna tuner circuit diagram.
                      パソコン関係は → こちら   総目次は こちら
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........11.続:アンテナチューナー(オートチューナー)
........12.アンテナチューナー(カップラー)のコイルとバリコン
........13.アンテナチューナー(カップラー)の自作-1
........14.T型 Antenna Tuner(カップラー)の自作-2
........15.CLC_T-type 14~50MHz Antenna Tuner/copler
........16.LCL_T-typeアンテナチューナー
........17.東京ハイパワー HC-500 アンテナカップラーAntenna Tuner/copler
........18.トランスマッチ方式のアンテナチューナー回路図例
........19.T型アンテナチューナ回路図の例 T-type Antenna tuner circuit diagram

前18項でトランスマッチ方式,19項でT型アンテナチューナの実回路例を例示したので,この項ではπC型アンテナチューナーの回路例を調べてみます(πC=パイC)。
πC型アンテナチューナは,パイ型回路へバリコンVC2を追加し,π型回路の整合範囲を広くしています。基本回路は下図の回路です。
下図左のIN側にCを使用したものが一般的に見られるπC回路です。右はIN側へLを使用したもので,KENWOODのAT-200/230などに採用されています。
     πC型 基本回路
πC型アンテナチューナーはT型に比べると動作周波数より高い周波数に対して減衰特性があり,高調波の通過を抑制できる特長があります。構造的には,バンド切替時にコイルのタップ切替とIN側のC/Lの切替が必要なためバンド切替スイッチが2回路必要となります。

(1).ヤエス FC-707アンテナチューナー回路図
  (Yaesu FC-707 antenna tuner circuit diagram)
 IN側のCの値が,スイッチS01-Cにより,3.5MHzは1800Pf,7MHzは910Pf…28MHzは227(180+47)Pfと切替えられる。
FC-707チューナ回路図

(2).東京ハイパワーHC-150アンテナチューナー回路図
  (Tokyo HY-Power HC-150 antenna tuner circuit diagram)
 IN側のCの値が3.5MHzの時,68Pf+30+68+68+100+100+470+470+330=1704Pfとなっている。これらのコンデンサーの耐電圧は500Vと高くない(πC型の入力側の電圧は高くない)。マニュアルは次のアンダーライン文字をクリックください.The manual should click the following underline character.
  Tokyo HY-Power HC-150 antenna tuner manual   clicks here こちら
  TOKYO HYPOWER LABS USA MANUALS & CIRCUITS   clicks here こちら
Tokyo HY-Power HC-150 パイC

(3).KENWOOD AT120と130 アンテナチューナー回路図
  (KENWOOD AT120/AT130 antenna tuner circuit diagram)
IN側がCの標準的なπC型アンテナチューナです。AT-130はAT-120に10MHz,18MHz,24MHzが追加されたもの。マニュアルは次のアンダーライン文字をクリックください.The manual should click the following underline character.
   KENWOOD AT130 antenna tuner manual   clicks here こちら
Kenwood AT120回路図
Kenwood AT-130回路図

(4).KENWOOD AT-200とAT-230 アンテナチューナー回路図
   (KENWOOD AT-200/AT-230 antenna tuner circuit diagram)
 AT-200/AT-230アンテナチューナーは,IN側にLを使用した回路です(基本回路の右"IN側にLを使用"の方式)。マニュアルは次のアンダーライン文字をクリックください.The manual should click the following underline character.  
  KENWOOD AT-200/230 antenna tuner manual  clicks here こちら
Kenwood AT-200回路図
Kenwood AT-230回路図

(5).Daiwa CNW-518アンテナチューナー回路図
  (Daiwa CNW-518 antenna tuner circuit diagram)
鮮明な回路図が入手できなかったため部品の値が読めないものがある(鮮明なものが入手できたら取り替えます)。
Daiwa CNW-518 パイc

・KENWOOD,YAESU,ICOM などのマニュアルは次を開いて探すとみつかる場合があります。
  KENWOOD, Yaesu, ICOM etc manual  clicks here こちら

このほかの回路図は,インターネット検索へ製品名を英文字で入れて検索すると見つかる場合があります。

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はしごフィーダー用アンテナチューナー(カップラー)は →  こちら

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  1. 2012/08/15(水) 13:34:23|
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コメント

はじめまして。どよよん無線技士/JM1DPL/三ツ木です。

πC型チューナーの数々の回路例を拝見させて頂きました。先日来、このタイプのチューナーを自作しており、何とか完成形に持って行けたのですが、「最適解」(簡単に各種の定数が求まるような式)がまだ良く解らず苦慮しております(^^; そして、様々な回路図を見るに及んで、もう少し考えてみようかと思っております。

また、時々寄らせて頂きたく、宜しくお願いします。
  1. 2012/08/19(日) 13:29:45 |
  2. URL |
  3. どよよん無線技士 #1pePe9AQ
  4. [ 編集 ]

どよよん無線技士さんへ

どよよん無線技士さん
コメントありがとうございます。
「どよよん無線技士」でネット検索させていただきましたら,力作のページがたくさんヒットしますね~。チャレンジしている雰囲気が伝わるページで感服しました。
アンテナ長が波長の10%未満になると,インピーダンスが急激に低くなり,マッチングコイルの給電点付近では急増する高周波電流によって損失が大きくなるようです。
(2m長のホイップに7MHzを給電する場合はImpが1Ω程度になると言われています)。
どよよん無線技士さんのように9:1のコイルを入れるとか,コイル径が大きく線材の直径も大きなローディングコイルを入れないと損失ばかり増えるようですね。
πC型アンテナチューナは操作が容易なようですが,ロータリースイッチが多段となりますね。私は移動用として製作が容易なCLC型チューナー(シングルバンド用)を作ります。
CLC型は部品点数が少なく製造原価が安くなるためか,MFJチューナーの大部分はCLCタイプですね。バリコン容量も200Pf程度あれば80mバンドでも簡単に整合できるようですね。
また,ちょくちょく,のぞかせていただきます。ご活躍ください。
コメントありがとうございました。
  1. 2012/08/20(月) 22:08:59 |
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