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皆空の中で...

富士通ノートPC LIFEBOOK 動きが重くなる症状の原因と対策

富士通ノートパソコンLIFEBOOK 動きが重くなる症状の原因と改善策
  Fujitsu ノートPC LIFEBOOKの起動が遅い,動作が重い,遅くなった原因は ECO Sleepの不具合かも?その場合の解決方法
  LIFEBOOKの「バッテリーユーティリティ ECO Sleep」が「低待機モード」になったままかも? 
   LIFEBOOK SHシリーズ,AHシリーズ,PHシリーズでも同じ原因で動作が遅くなるかも?

                            全体目次へもどるは ⇒ こちら

富士通ノートPC LIFEBOOK SH90/Wの動作が重い(遅い)と相談がきました。
LIFEBOOK SH90/Wの主なスペックは
     OS:Windows 10 Home 64ビット版
     CPU: 6世代Core i5-6200U プロセッサー (2.30-2.80GHz)
     メモリ:4GB( DDR4 PC4-17000)
     ストレージ:SSD 約256GB
     グラフィック:Intel HD Graphics 520

購入後,1~2年で動きが重くなる(遅くなる)ようなスペックではありません。

遅くなる症状は2017年12月頃から生じたとのこと。当初は12月末に公開されたWindows10
1709のWindows Updateの不具合などの影響を受けているのかなと考えました。
PCの動作が重くなりそうなMicrosoft One Driveやicloud photo libraryなどのアプリを止めるなど、
あれこれやってみましたが改善はみられませんでした。

タスクマネージャーでパフォーマンス表示を見ている時に不自然な数値に気づきました。
       (タスクマネージャーの表示方法は こちら です。 

下図は起動から3分経過したタスクマネージャーのタグ「パフォーマンス」の表示画面です。
赤矢印の「現在のCPU速度」が0.38GHzと異常に低い値のまま変化しません。
通常,「現在のCPU速度」はCPUの負荷に応じて秒単位で変化します。
   1_3分後CPU速度2



下図は5分経過した状態です。「現在のCPU速度」の値が3分前と全く同じです。
通常なら刻々と変化をする値が038GHzのまま全く変化をしないのが異常です。
   2_5分後CPU速度2


参考:正常に動作しているPCでは次のように表示されます(Sony Vaioの35秒後の例)。
   3_SonyVaioパフォーマンス




【原因調査と問題の解決】
ノートPCの動作は重いものの,動いているので重大なハード的故障とは思えません。
SSDの使用率も高くないので読み取り書き込みの遅れとも思えません。
スタートアップで多くのアプリの起動を無効にしても状態は変わりませんでした。

富士通ユーザ向けページの中に「ECO Sleep機能・・・」の機能説明が見つかりました。
ECO Sleepは富士通ノートPC特有の「少エネ機能」です。
説明の中に,「CPUクロック速度」を下げる機能・・・とかの記述は見当たりませんが,
ノートPCの消費電力を下げるには「CPUクロック速度」を下げるのが当然なので,
このCPU速度を下げる制御もしていると思います。

更に,富士通のユーザ向けページを調べたところ,
「バッテリーユーティリティ ECO Sleep機能の待機モードを変更する方法」のページがありました。
そのページは⇒こちら です。
 
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=6109-1610

このページを参考にして次の手順で「バッテリーユーティリティ ECO Sleep機能の待機モード」を
調べてみました。


【設定の調査と変更手順】
(1) 「スタートマーク」ボタン ⇒ 「すべてのアプリ」 ⇒ 「FUJITSU -バッテリーユーティリティ」⇒
  ⇒「バッテリーユーティリティ」と開きます。(この機能は富士通PCのみ)
  開いた画面の「ECO Sleep」をクリックします。

(2) 開いた「バッテリーユーティリティ」画面を見る,現在のモードが
  と,なんと「低待機モード」 になっていました!!
  画面の「変更」をクリックします。
   5_ Eco Sleepバッテリユーティリティ画面

(3) 次の画面は,「通常モード」へチェックをつけて,OKボタンをクリックで進めます。
   5_ Eco Sleepを通常へ戻す

  以上の操作で「バッテリーユーティリティ」が「通常モード」へもどりました。

(4) キーボードのShiftキーを押したままパソコンをシャットダウンさせます。
             (これは完全シャットダウンの手法です)

(5) PCを起動させて,パフォーマンスを調べたら、現在のCPU速度が下図のように正常値へもどり,
   パソコンの動作が購入時のようにサクサクと動くように回復しました・・・メデタシメデタシです。
   4_CPU速度回復2.73GHZ



以上は,FujitsuノートPC LIFEBOOK SH90/Wでの症状と解決方法ですが,
「バッテリーユーティリティ ECO Sleep機能」は富士通のノートPCの多くで使用されています。
LIFEBOOK SHシリーズでは、SH90/Wのほか SH76/G、SH76/GN、SH54/G、SH54/GN
LIFEBOOK AHシリーズでは、AH/R4、AH/R4H、AH77/G、AH77/GN、AH56/G、AH56/GN、
                  AH54/G、AH54/GN、AH30/GN、AH52/GA、AH52/GNA
LIFEBOOK PHシリーズでは、PH75/GN、PH74/EN 
などにも同機能があるようなので,これらのノートPCで動きが重い(遅い)症状の時は
今回の手順で調べてみてはいかがでしょうか。


【あとがき】
今回のノートPCが,いつの時点で,どのような操作によって「低待機モード」になってしまった
のかはわかりません。
次の写真のようにEcoボタンが電源ボタンのすぐ横にあるので、無意識にEcoボタンに触って
しまったのかも知れません。Ecoボタンはパソコン購入直後には「押すとエコモード」になり,
もう一度押すと「元にもどる」働きを正常にしていたはずです。
   Ecoボタン

富士通ノートPCの低消費電力の機能「バッテリーユーティリティ ECO Sleep機能」の設計も
設計当時のWindowsOSの上で動くように作られ検証され,発売当時は,何の問題もなく
動いていたと思います。

ところが,Windows10は 
   1507 (2015年07月バージョン)
   1511 (2015年11月バージョン)
   1607 (2016年07月バージョン)
   1703 (2017年03月バージョン)
   1709 (2017年09月バージョン)
   1803 (2018年03月バージョン)
と半年毎にバージョンが大きく変更になり,2世代前の1607は管理対象から外れるという
速さで変化しています。
パソコン製造メーカ富士通が商品化当時のWindowsOSにあわせて独自に作った
メーカアプリSoft「バッテリーユーティリティ ECO Sleep機能」が,次のバージョンの
WindowsOSの上で正常に機能するかの保証はありません。

このような状況の中では,CPUの速度を制御するような機能のメーカアプリは
使用しない(アンインストールする)ほうが安全とも言えるのではと思います。

省電力化はわかりますが,省電力化の機能にこだわってパソコン本来の機能を損なう
ことが起きては困ります。
ことわざの「角を矯めて牛を殺す」ような事が起きないように,メーカアプリを設計する
必要がありま。メーカアプリは基本OSの変更があっても影響しない範囲にとどめる
しかないでしょう。
ちなみに,私はWindows10 Proを使用しているので,メーカアプリは全くインストール
されていませんが,パソコンを使用する上で困ることはありません。


その他の参考サイト:
[ワンタッチボタン設定] ECOボタンの設定を元に戻す方法
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=1010-3411

プロセッサのための 深い と 深い睡眠状態 の違い
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000006619/processors/intel-core-processors.html


全体目次へもどるは ⇒ こちら     

  1. 2018/05/14(月) 15:59:03|
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