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Lenovo G570 ヒンジ故障を自分で修理

ノートパソコン Lenovo G570のヒンジ故障修理

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ノートパソコンは「持ち運べる・自由な場所で使える」利便さを得た一方で,
折りたたみ機構ヒンジ部の不具合が発生する欠点が生まれました。
この機構設計について「OSソフトや基板設計ほどしっかりと検討されておらず,
更に,機構部の耐久試験が十分に実施されていないのでは」と見えるノートPCがあります。
Lenovo G570でヒンジの故障が多いのは機構部への力の入れ方が不足していた結果でしょう。
(図面に書けないノウハウが若い設計者へ伝わっていないのかも)

次の写真は,ヒンジ部分がスムースに動かなくなった Lenovo G570です。
ヒンジ不良が無ければまだまだ使える性能のPCです。
          主な仕様
      型名:Lenovo G570 4334
      OS:WindowsR 7 Home Premium (SP1) 64ビット
      CPU:インテルR Core i5-2450M プロセッサー
      RAM:4GB(4GB×1)(PC3-10600 DDR3 SDRAM) /Max 8GB
      HDD:750GB(5400rpm) (シリアルATA/2.5 インチ)
      電源:20V 3,25A  製造:2012年4月15日


     a000_G570.jpg

メーカーの修理サービスやPC修理店へ依頼すると修理技術者の給与+管理費
相当の修理代が請求されると考えられるので,自分でチャレンジしてみましょう。
次の写真は修理に用いる工具です。
     a001.jpg


次はG570の底面です。矢印部分のネジを外します。
画面中央の下向き矢印部のネジを抜くとDVDトレイを引き出すことができます。
     a002_裏面のビスを外す


次はDVDトレイ,HDD,冷却ファンを取り外した状態です。
左の赤矢印のネジも外します。
     a003‗


次はキーボードの取り外しです。小さなマイナスドライバを写真の部分へ差し込み
キーボードの浮かせるように爪を外します。
     a004‗キーボードを外す


次はキーボードからのフラットケーブルを外します。
写真の黒い樹脂をユックリと手前におこします(写真は手前におこした状態です)。
     a005_フラットケーブルを外す


次のフラットケーブルは矢印の水色部分を手でもってユックリと引き抜きます。
    a006_ケーブルを抜く  a007ケーブルを抜く2


次の写真の矢印部にシールで隠された「隠しネジ」があります。
これを外さないと上部パネルがとれません。
     a007b.jpg



次は上部パネルがとれた状態です。写真上部の赤矢印部がヒンジの取付部分です。
左右とも本体から外れて浮き上がっていました。
     a008_.jpg



次は左側ヒンジ部の拡大写真です。
写真の「A」のビスは「a」へねじ込まれているべきですが,「a」のネジ山がバカになってビスが外れています。
「b」「c」のビスは「B」「C」へねじ込まれているべきですが,「B」「C」側の樹脂が壊れています。
     a009b_.jpg

上の写真の「A」の古いタッピングビスを抜いて,新しい3mmφ長さ20~25mmのナットを
ヒンジ金具穴「a」を通して「A]の穴に差し込み,筐体裏側でナットを取付し、ビスを締めます。

「C]の樹脂穴へ内側からドリルで2mmφの穴をあけます。
開いた穴は,筐体裏側から3mmφのドリル刃で拡大します。
「C」へ筐体裏側から3mmφ長さ20mmのナットを差し込み,ヒンジ金具穴「c」を通してビスで締めます。
 (ヒンジ金具の古いビスは取り外します)

次の写真の赤丸部「A」「c」は,新しいナット取り付けた金具を固定した状態です。
左側の赤丸部は,下からビスを入れて金具をナットで締めるとナットの高さが上側パネルにあたります。
     a010.jpg


次の写真は筐体裏側から見たものです。左側は内部側がビスの頭になっています。
本来は,金具の穴3つとも新しいビスとナットで締めたいのですが,写真のように
裏側が取外しパネルの境目となるため,今回は取りやめました。
   (強度的には3つとも新しいビスとナットで締めたほうがベター)
     a013.jpg


次は右側のヒンジ部です。左側と同様にすべてのビスが外れて金具が浮きあがっています。
本来は f はFへ, gはGへ, hはHへ締め付けられた状態でないといけません。
     a015b.jpg


左側のヒンジと同様にドリルで穴をあけて,新しいビスとナットで締めつけました。
次の写真の赤丸は新しいビスでヒンジ金具を締め付けた部分です。
(金具中のプラスネジも新しいビスに交換すると良いのですが,筐体裏側
のゴム足の取り外しとなるで取りやめました)
     a016.jpg



次の写真は筐体裏側から見た状態です。
     a017.jpg



ドリル作業中の写真が撮れませんでした。
ヒンジが外れてグラグラになったディスプレイとパソコン本体を支えながらドリルで
穴をあけている写真を撮るのは独り作業では大変です(助手が欲しいですね)。

次は「こんな感じでドリルで穴をあた」という写真です。
(筐体樹脂への穴あけなので指で回すドリルでもできます)
     a019.jpg


次の写真は修理を終えたヒンジ部を横からみたものです。
右の写真を拡大するとビスが下向きに出ていますが,これは,手持ちの長めのビスを
使用したためです(左の写真は丁度の長さのビスを使用)。
     a014.jpg a018.jpg


次は組立後の Lenovo G570 です。
ついでにWindows10へアップしようかと考えましたが,戸惑うかもしれないので先送りしました。

     a020修理終了OK


組立終了後,安定して動作することを確認します。
sfcコマンドでWindowsシステムのチェックをして完了としました。
  sfcコマンドでのチェック・修復方法は 前ページ ⇒ こちら 
  Windows10の場合の sfcコマンドの使い方は ⇒ こちら


ノートPCを長く使用するためのポイント
 (1) ヒンジを動かす回数を減らす⇒持ち運ばない時はディスプレイを開いたままにする。
      (私はシャットダウン後も開いたままにしています)

 (2) ディスプレイを閉じる時は,PCの電源LEDの消灯を確認してからゆっくりと閉じる。




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  1. 2017/10/09(月) 09:00:58|
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