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H29年8月期 1アマ試験工学(HZ908)の計算問題の解き方(正答の求め方)

H29年8月期 1アマ試験工学(HZ908)の計算問題の解き方(正答の求め方)
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               1アマ試験の目次は ⇒ こちら    総目次は ⇒ こちら                
     このページには次の計算問題の正答の求め方をまとめて掲載してあります
       ・HZ908 A-1:2つのコイルAとBの合成インダクタンスを求める。
       ・HZ908 A-2:平行平板コンデンサーの静電容量を求める。
       ・HZ908 A-3:直流電流から抵抗値を求める。
       ・HZ908 A-4:交流ブリッジ回路の平衡条件を求める。
       ・HZ908 A-5:RLC直列共振回路とQの関係式の誤りを見つける。
       ・HZ908 A-9:負帰還増幅回路の電圧増幅度を求める。
       ・HZ908 A-13:パイ型結合回路の調整方法。
       ・HZ908 A-17:電圧安定回路の安定抵抗と負荷抵抗をもとめる。
       ・HZ908 A-19:ダイポールアンテナで受信した時の受信機入力電圧を求める。
       ・HZ908 A-22:送受信アンテナの高さから電波の見通距離を求める。
       ・HZ908 A-24:アッテネーター出力値から送信機出力を求める。
       

                                  合格の勉強方法は ⇒ こちら


【H29年8月 HZ908 A1】

HZ908A1.jpg
 2つのコイルAとBの合成インダクタンスを求める問題はH22年8月,H24年4月,H25年12月,
 H27年12月と度々出題されています。

 過去の出題と解き方は ⇒ こちら へもどってください。
 H27年12月の解き方は ⇒こちらです。
 今回の出題は, 惑わすような書き方をしているので,ウッカリ惑わされる方がいるかもしれません。
 図を使って説明してみましょう。
   HZ908A1a1.jpg
   HZ908A1a3.jpg

  説明が長くなりましたが,とどのつまり,コイルAとBによって発生する磁力線の方向は
  双方とも反時計まわりとなるため,2つのコイルのインダクタンスは加算されることとなり,
  相互インダクタンスも+となります。
                        正答は解答番号1となりますね
  余計なこと:教科書や技術書では出題のような図の書き方をしません。
         受験者を惑わすような図の書き方をした「ヒッカケ」問題の感もします。



【H29年8月 HZ908 A2】

HZ908A2.jpg
  この問題も過去に何度も出題されています。
  H26年12月の解き方へもどるは ⇒ こちら をクリックしてください。
  せっかくですから解いてみましょうか。
 HZ908A2a.jpg
                             正答は回答番号4 ですね。



【H29年8月 HZ908 A3】

HZ908A3.jpg
  この問題も繰り返し出題されています(H22年4月A3、H23年12月A5,H26年12月A4)。
  解き方については ⇒ こちら へもどってください。
                            正答が回答番号3となりましたか。




【H29年8月 HZ908 A4】

HZ908A4.jpg
  この出題は,交流ブリッジ回路の平衡条件を問うものです。
  HZ908A4a2.jpg
                            正答は回答番号5となりますね。


【H29年8月 HZ908 A5】

HZ908A5.jpg
  直列共振回路のQの問題の解き方は ⇒ こちら へもどってください。
  今回の出題ですが,細線で小さなコイルより,太線で大きなコイルを作るとQが高くなる
  こと知っていれば,解答案をパット見て、これがダメと解るのでは・・・
  即ち、Rに大きさに比例してQが高くなる式となっている解答番号4はありえないとわかるでしょう。



【H29年8月 HZ908 A9】

HZ908A9.jpg
 負帰還増幅回路の出題の解き方については過去から度々出題されています。
 過去の解き方 ⇒ こちら を参考にしてください。
 また,H25年8月の過去問の解き方 ⇒ こちら も参考にしてください。
 でも,復習を兼ねて解いてみましょう。
  HZ908A9a.jpg



【H29年8月 HZ908 A13】

HZ908A13.jpg
  この出題は計算問題ではありませんが,真空管時代に多く使用されたパイマッチ回路なので
  取り上げてみました。
  下図はTX88Aなどのパイマッチ回路です。
       パイマッチ回路
    往年のHAMはパイマッチのチューニング操作を知っていると思いますが,
    ① ANT側バリコンC2を最大容量の状態にして,C1を回転させ,真空管のプレート電流が
       最小となる点(ディップ点)で止めます。
    ② C2を少しぬいて,ANTへの高周波電流が増加する点でC2を止めます。
    ③ 再び,C1を回転させて,プレート電流が最小となる点で止めます。
    ④ この操作を繰り返して,ANTへ流れ込む高周波電流が最大になように調整します。
       (当時,高価な高周波電流計を使用せず,パイロットランプで代用したことを思いだします)

    以上で,出題の正答は解答番号1とわかるでしょう。

    余計なこと:
    一般的に,出題のような「FET電力増幅出力にパイパッチ回路」は使用しません。
    (理由は,FET増幅回路の出力インピーダンスが低く, ANT側出力端子50~100Ωに
     整合させるにはC1として非常に大きな容量のバリコンが必要となるなど
     現実的でありません。 また,調整をすばやくしないとFETが壊れる虞があること,
     更に多バンド化の切替が難しいこと等があります)    

    この出題は,FET電力増幅回路として実際には使用されないものなので,
    出題として適切かどうか疑問を感じますね~。




【H29年8月 HZ908 A17】

HZ908A17.jpg
  この問題は2アマレベルです。
  H25年04月にも出題されています。
  解き方が解らない場合は ⇒ こちら へもどってください。

                           正答は解答番号1となりましたか。



【H29年8月 HZ908 A19】

HZ908A19.jpg
  この問題はH23年4月、H25年12月、H28年4月と数値を変えて出題されています。
  解き方は  ⇒ こちら にもどってください。
                           正答は解答番号4となりましたか。



【H29年8月 HZ908 A22】

HZ908A22.jpg
 この問題は最近の1アマ試験では珍しい出題です。
 次の基本の式を知っていれば簡単に解けます。
  HZ908A22a2.jpg



【H29年8月 HZ908 A24】

HZ908A24.jpg
   この問題は平成24年4月, H27年8月と過去から数値を変えて出題されています。
   解き方については ⇒ こちら にもどってください。
   復習を兼ねて解いてみましょうか。

   HZ908A24a2.jpg
                      正答は解答番号4ですね。



【あとがき】
H29年8月の問題はこれまでの出題とは違うイメージを出そうとしている事はわかりますが,
その出題が技術力を試すものとして本当に妥当かどうか・・・チョット気になるものがあると
感じました。



1アマ試験の目次は ⇒ こちら    総目次は ⇒ こちら 






 
 

  1. 2017/11/14(火) 11:13:07|
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