皆空の中で...

ヨット オケラ1世

【ヨット オケラ1世の思い出】


オケラ1世の誕生の話です。 (オケラ1世より前の話は⇒こちら)
1967年(昭和42年),多田雄幸さんのディンギーY15(船名:Blue Monk)でセーリングを楽しんだ。風が強い日に,Blue Monkで佐島から江ノ島を往復するだけでも長い航海をした気分を感じた。その頃の佐島マリーナに19fのJOG(キングフィッシャー)が1艇繋留されていた。自分達には高みの花だった。
今も陸揚げされているディンギーから「カランカラン」とシートがマストをたたく風音を聞くと昔のことを思い出します。Y15(Blue Monk)の写真は⇒ こちら

1969年(昭和44年),多田雄幸さんが,近所の飲み屋でたまたま隣にいた真道恒平さんから「仲間がヨットを自作している」との話を聞いて,自作中の斉藤茂夫さんを訪れ,それから斉藤さんのヨット自作を手伝うことになった。(多田雄幸-Wikipediaは⇒ こちら)
斉藤茂夫さんは,高校時代から独学でヨットを自設計し,自作していた。ヨット作りに夢中になっている二枚目の青年だった。
自作中のヨットは23フィートのシンプルなチャイン構造(*)だった。夏前に完成し,三浦の諸磯に繋留した。ヨット作りで金がスッカリ無くなったとの意味で,船名を「オケラ」と命名した。---オケラ1世の誕生です。

多田さん,斉藤さん,真道さん,多田さんの甥の石崎君,タクシー仲間の白石ヨッチャンなど,最初のオケラ仲間でオケラ1世のセーリングを楽しんだ。当時,相模湾ではFRP製のブルーウォーター21,24などを相手にヨットレースで競った。また,伊豆大島の波浮港への航海も楽しんだ。

その頃,私は仕事が関西勤務だったため,オケラ1世のセーリングに参加できる機会が少なかった。たまに関西から東京へ戻った時などに多田さんが声をかけてくれ,諸磯のオケラ1世に乗りに行った。素人集まりの小型クルーザー オケラは諸磯ではにぎやかなヨットだったが,多田さんの人の良さで周囲のヨットから温かく見られ,居心地がよかった。

諸磯港に繋留したオケラ1世のクォーターバースで眠りにおちながら聞いた深夜放送の「ハーバーライト」の曲が今も耳に残っている。

*チャイン艇とは前から船底を見ると断面がV字型になっていて左舷右舷への接続部も角ばっている形のヨット。これに対して,船底から舷をふくめ丸くなっている(角が無い)形をラウンド構造と言う。木製でラウンド構造とするのは手間がかかりコストアップとなるため,初期のディンギーにはチャイン構造が多い(スナイプ,Y15など)。



次のページ 「オケラ2世の思い出」は ⇒  こちら


---【ヨットの設備関係の目次】---
     ・ヨットのエンジン排気と排水設計のポイント → こちら
     ・ステンレス製のウォーターロックが錆びる原因 → こちら
     ・ウォーターロックを自作する → こちら
     ・FRPパイプの自作(曲げパイプ自作) → こちら
     ・ヨット オケラⅢ世のエンジン排気と排水(古い話) → こちら


目次へもどるは  ⇒ こちら


  1. 2011/12/05(月) 13:58:40|
  2.   ヨット オケラの思い出 3世まで
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コメント

オケラ1?

初めまして。
清水港のオケラ5の池田くんと親しくしている田中と云います。

リンク先の一番下にある艇は
オケラ1の写真だと思われますが、どうなんでしょう?

http://white.ap.teacup.com/something/863.html

  1. 2014/01/06(月) 07:26:26 |
  2. URL |
  3. サムシング田中 #IpZMoTaA
  4. [ 編集 ]

Re: オケラ1?

サムシング田中さん
コメントありがとうございます。
ご紹介をいただいた写真のヨットがオケラ1世かどうか確信はありません。
オケラ1世を諸磯へ係留していた頃,私は,何度かクヲーターバースで寝ました。
当時のオケラ仲間の最初のクルーザでしたので,クヲーターバースで寝た時の思い出は今も忘れません。
私も何度か帆走に参加しました。
当時のブルーウォーター21や24を相手に相模湾レースに参加したりしました。
ですが,洋上で帆走しているオケラ1世の姿を帆走している他のヨットから見たことがないのです。

オケラ1世の写真は,雄幸さんの実兄のお宅(長岡)に残っていると思います。
ですが,それらの写真は岸壁にスターンを向けて停泊中の写真です。
サムシング田中さんがネットに掲載している写真を,当時オケラに一緒に乗っていた石崎君と,
数年前に「オケラ1世かな~」と話し合いながら一緒に拝見したことがありますが,
石崎君も私も「オケラ1世だ」と自信を持って言えるほどではありませんでした。

スターンの辺りが,斎藤さん設計の自作艇のオケラ1世と同じように見えなかったためです。
当時のメンバーは,雄幸さん,斎藤さん,真藤さん,石崎君です。
池田さんと,彼の友人の杉山さん達が,田中さんの写真を「オケラ1世」と言うなら,
そうかもと思いますが,何十年前の話なので,この写真のヨットがオケラ1世なのかどうか
自信を持って言うことはでできませんでした。
以上,明確な返信コメントとならず,すみません。 take103.kota2

  1. 2014/01/06(月) 22:16:49 |
  2. URL |
  3. take103kota2 #-
  4. [ 編集 ]

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