皆空の中で...

Asahi Toy 3石 27MHz トランシーバー

Asahi Toy 3石 27MHz トランシーバー
                                  総目次へもどるは ⇒ こちら

物置の奥から,トランジスタ3個で作られた玩具の27MHz トランシーバが2台出てきました。
Asahi Toy CO,, Ltd の製品 TRANSCEIVER TR-304です。次の写真のように発砲スチロールの箱入れられ保管されていました。
              (写真はクリックで拡大します)
1_DSC00780.jpg

次の写真はトランシーバの背面の製品名です。周波数は27.125MHz,コイル発信方式,超再生受信方式,AM変調です。2SBタイプのゲルマニュームトランジスタで作られているので40年以上前のものと思われます。  (写真はクリックで拡大します)
               2_DSC00782.jpg

次の写真は外函の横側に書かれている説明書きです。通信可能距離は市街地で50~100m,郊外で200mです。 (写真はクリックで拡大します)
   3_DSC00781.jpg

次は外函の横側(反対側)に書かれている「通信操作の方法」です。
   4_DSC00781.jpg

次の写真は内部の基板です。ロッドアンテナは全長94cmです。基板中央の縦長方形の金属箱はプレストークスイッチです。
              (写真はクリックで拡大します)
   5_内部の写真

次はプリント基板から回路図へ書きもどしたものです。送信周波数はコイルLtのコアで調整します。受信はコイルLrのコアで調整します。受信時の音量調整VRも,送信時のマイクゲイン調整もありません。送信周波数がコイル発信方式で,発信コイルが0.02μFのCを経由してロッドアンテナへ接続されているため,アンテナを動かすと送信周波数が変動します。また変調波形によって振幅変調となると同時に周波数も音声信号で変調されるため周波数変調(FM)電波にもなります。
(95cmのアンテナは,27MHzでは0.01波長の長さなのでアンテナ給電点のインピーダンスは非常に低い値です。そのようなアンテナへ発信コイルのホット側から0.02μFで直接接続しているのですからマッチング無視の設計です。)

            Asahi Toy 27MHz TRANSCEIVER TR-304 Circuit diagram                            (回路図はクリックで拡大します)
6_Asahi toy 3石27MHzトランシーバ回路図3
006P電池の手持ちが無いので安定化電源9Vで動作させてみました。超再生受信特有のクエッチングノイズが聞こえます。その受信状態のまま,アマチュア無線機で27MHzを受信したら超再生受信回路から輻射されたクエッチングノイズが受信できます。受信機能は大丈夫でしたが,電解コンデンサーが古くなって絶縁低下している虞があるため新しいものと交換しました。
このトランシーバは音声で送信周波数が変化するので,送信電波をアマチュア無線機など選択度の高い受信機で受信すると音声が汚い状態です。受信側も超再生方式なら了解度が改善されるでしょう。
送信周波数を水晶発振方式にすれば送信周波数の変動がなくなりますが,Toy Transceiverですから価格を抑えるために,コイル発信方式としたのでしょう。
使う用途も無いので,再び,物置で眠らせることになります。


総目次へもどるは ⇒ こちら




  1. 2014/08/16(土) 23:30:46|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<H26年8月_1アマ試験無線工学(HZ608)の計算問題の解き方(正答の求め方) | ホーム | ACRON 15S 21MHzトランシーバー>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://take103.blog.fc2.com/tb.php/174-37047c67
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)