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TS690/450故障と修理

アマチュア無線機 KENWOOD TS-690/450 音が出ない故障と修理
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TS-690,TS-450は経年を経ると,受信音が小さい,音がおかしい,音がでなくなる等の故障が起きるようです。
原因は,オーディオ増幅ICからスピーカへの途中にある電解コンデンサーC104(470μF/10V)の劣化(液漏れ)によるものが多いようです。
何故,C104が液漏れするのか --- 部品の製造不良かもしれないが,回路に加わる電圧からみてC104の耐電圧が10Vではどうかと思う(16V耐圧のものが必要と思う)。
液漏れすると基板裏のパターンまで腐食する場合があるので,故障する前に部品交換をしておくことが望ましい。
次はTS690の写真です。(写真はクリックすると拡大します)
   TS690S.jpg

問題の電解コンデンサーC104は回路図では次の部分です(TS-690とTS450のIF-UNIT基板は同一です)。(写真はクリックすると拡大します)
   
5.回路図のC104

TS-690/450を底面の部分パネルのネジをゆるめて開けると,クリスタルフィルターの近くに電解コンデンサーC104が見える(下図)。次の写真の竹串で示しているコンデンサーです。この写真はコンデンサー交換後なのでコンデンサーの色が黒となっています。(写真はクリックすると拡大します)
   1. C104の場所

コンデンサーC104の付近を拡大すると,次のようになります。交換前のコンデンサーは茶色のものでした。(写真はクリックすると拡大します)
   2.C104拡大写真

コンデンサーの足の部分をのぞいたら,液が漏れて,足が腐食していました。(写真はクリックすると拡大します)
   3.C104 液漏状況

次の写真はプリント基板から取り外した電解コンデンサーです。(写真はクリックすると拡大します)
   4.液漏品

これほど液漏していた場合は,プリント基板の裏面まで液がもれている虞があるので,今回は,プリント基板を取り外して基板裏面の点検と清掃をしました。

液漏れの量が少ない場合は,プリント基板を取り外さない方法でコンデンサーC104を交換してもよいでしょう。
その場合の交換方法は次のように行います(応急処置です)
   (1)既設のコンデンサーC104の中央部から上をニッパーで切りとる。
   (2)残ったコンデンサーの下部を上部へ抜き取る。
   (3)残った2本のコンデンサーの足を清掃し,半田メッキする。
   (4)新しいコンデンサーの足を,残した古いコンデンサーの足へ半田で接続する。(+ - を合わせる)。
   TS690のC104コンデンサーの取り換え

この方法は,プリント基板を取り外さないので簡単ですが,新しく取り付けたコンデンサーの足が長くなるので,ブラブラとせぬように,両面テープで止める,周辺の部品へ糸で軽く縛ると良いでしょう。
新しく取り付ける電解コンデンサーは 耐圧25V,容量は220μF~470μFであれば良いでしょう。


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  1. 2011/10/12(水) 22:11:17|
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