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デジカメ Cyber-shot DSC-T20の振動トラブルと分解修理

デジカメ SONY Cyber-shot DSC-T20の振動トラブルと分解修理  (自分でトライ)            
                                     総目次へもどるは ⇒ こちら 
     SONY Cyber shot DSC-T20 vibration problem
     My camera began to vibrate. I am treating the camera carefully. I do not drop a camera.
      Vibration of a camera continues for a long time.
      Then, whenever it turns on a switch, vibration occurs.
      Since vibration does not stop, a photograph cannot be taken.
      I tried repair by myself.  In my case, repair was completed by the following methods.
  

散歩の友として愛用していた小型デジカメ「ソニー サイバー ショット Cyber-shot DSC-T20」が故障しました。症状はスイッチONでカメラ本体が振動し続けるトラブルです。マナモードにした携帯電話の着信時「バイブレータ動作」が継続するような状態です。  (全ての画像はクリックで拡大します)
     01_DSC-T20.jpg


この症状が起きた時の液晶画面は大きくぶれていて,その時にシャッターを押したら次のような画像となりました。  
     02_ブレ画面


ネットで調べたら,Cyber-shot DSC-T シリーズで発生している「有名なトラブル」の模様です。海外ユーザー向け製品はSONYで無償修理(リコール)をしていました。
      ソニーからのお知らせ オーバーシーズモデル“サイバーショット”「DSC-T20(JE3)」は⇒こちら

海外向けは無償だが,国内向けは対象外=有償修理とのことです。修理料金の目安は15750円とのこと。なんとなくすっきりしないSONYの説明です… 旧型なので15750円をかけてまでメーカ修理をするのもどうかと思いました。   修理料金の目安は⇒こちら

振動する原因の説明がないので明確にはわかりません。素人考えですが,
  (1) 手ブレを検出するセンサー部に不要物が付着するなどして,揺れを正常に認識できない?
  (2) 手ブレ補正レンズが円滑に動かず,正しい補正位置でレンズが静止できない(動作持続)?
…と言うような事ではないかと思います。

人の「めまい」の原因の1つに,耳の奥の「三半規管」の中に「耳石」のかけらが入り,浮遊すると,揺れていないのに揺れていると認識し「めまい」となる…と医者の説明を聞いたことがあります。それと同様に,手ブレを検出する機構に何かが付着しているのかもしれない…推測の話です。

旧型機種に15000円もかけて修理をするのも癪だから,ダメ元覚悟で,自分で修理をしてみることにしました。
次は,修理の道具です。ドライバーは100円均一のものです。細かい作業なので虫眼鏡を用意しました。ゴミを飛ばすためのエアーブラシも用意します。カメラは作業記録用です。
     03_修理の準備



まず,電池をはずし,カメラ本体の小さなネジを全てはずします(下図)。ネジは紛失しないように箱に入れます。
     03_ネジをはずす


レンズ側のカバーを外します(電池側から持ち上げて,下部側を先に外します)。最後にシャッターボタン側を取り外します(爪でひっかかっていますが,ゆっくりと何度も持ち上げれば外れます)。
   4_カバーをはずす


次は,カバーが外れたカメラ内部です。右側の黒い部分が光学系機構です。被写体からの光は右上の丸いレンズから入り,手ブレ補正レンズを通過して下部の撮像素子へ届きます。(全ての画像はクリックで拡大します)
5_内部_説明メモ付



電子基板のコネクタへ差し込まれているフレキシブルフラットケーブル(FFC)を抜きます。作業は下図右のように「ケーブル押さえ」を縦に起こすとフレキケーブルが外れます(力ずくで抜いてはダメ)。注意点は「ケーブル押さえ」を壊さぬように両端に均一に力を加えて「押さえ」を縦に起こす作業です。
   5_内部_フラットケーブル



フレキシブルフラットケーブル(FFC)がはずれたら,光学系ユニットは簡単に取り出せました。
9_ユニット取り出し


次が光学系ユニットから取り外した手ブレ補正ユニットです。取り外しは小さなネジ3本を外せば簡単かなと思いましたが,プラスチック部品のかみ合わせがどのようになっているのかを理解するまで少し時間がかかりました。
写真にはありませんが,手ブレ補正ユニットと光学系ユニットを接続する小さなフレキシブルフラットケーブルもコネクターから外します。この作業は小さな部品の取り外しなので壊さぬようあせらず実施することが大切です。
   11_手振れ防止部

上の手ブレ補正ユニットは,コイルに流れる制御電流で発生する磁力で磁石に力が働き,磁石の反発力で手ブレ補正レンズユニットが動く構造でした。
次はコイルと磁石の状態を横から見た写真です。コイルと磁石の間が1mm程度のギャップがあることを確認します(狭すぎると接触し,ユニットの動きが悪くなる)。コイルと磁石の間をエアーで清掃し,レンズユニットが円滑に動くことを確認します。
   12_コイルと磁石


次は手ブレ補正レンズユニットが入る部分です。箱状の奥の左に撮像素子が見えます(ピントが手前の部分に合ってしまい,奥にピントが合いませんでした)。この中もエアーで清掃します。
   14_CCDセンサー2


以上の作業が終了したら,分解した手順の逆の手順で組み立てます。組立時も小型プラスチップ部品を壊さぬように丁寧にはめ込みます。フレキケーブル(FFC)は,斜めにならぬように正確に取付け「押さえ」で挟みます(押さえを横に倒します)。

総ての組み立てが終了したら,電池を入れてテストをします。この瞬間が,昔,ラジオの配線を終えて電源を入れる時のワクワク感に近いものがありますね~。期待しすぎると,動かない時にがっかりしますが…
今回は一発で動作をしました。振動現象は全く発生せず,液晶画面も正常です。早速,目の前のものをテスト撮影してみました(次の写真です)。画像をクリックで拡大して見てください。ブレもなくバッチリです。
   16_テスト撮影
  下は昼間のテスト写真です。画像をクリックで拡大して見てください。
   T20テスト撮影

今回の作業でCyber shot DSC-T20の分解と手ブレ補正ユニットの取り外し,清掃,組立の手順がわかりましたので,再び,振動が起きても何とかなりそうです。このDSC-T20を長くそばにおいて使いたいと思いました(他人へは譲れません…再び再発する虞がないとも言えないので…Hi)

以上の分解と修理は適正な方法とは言えません。基本はSONYサービスへ修理を依頼するのが筋です。今回は,旧型となったデジカメに15000円も出費する気になれなかったため「ダメ元」覚悟でトライしたものです。
以上の手順で,Cyber shot DSC-T20やT100,他DSC-Tシリーズの振動トラブルが修理できるかどうかわかりません。

In my case, repair was completed by the above method.
A guarantee will not be offered if repair is possible by the above method.


【追記】
分解清掃して直ったので,原因は手ブレ補正ユニットのコイルと磁石の間に「微小なゴミ」が有ったのかもしれませんが,光学系ユニットと電子系ユニットの間のフレキシブルフラットケーブル(FFC)とコネクタ,あるいは,手ブレ補正ユニットと光学系ユニット間の小さなFFCとコネクタにおいて接触不安定が生じていたのかもしれません。
組立時に,これらのFFCの接触面を清掃してコネクターへ確実に差し込みなおしたことで接触不安定が解消されたのかもしれません。(電流の少ない接触点は酸化被膜などで接触が不安定になることが電子機器ではしばしばあります)。


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  1. 2013/12/10(火) 17:46:23|
  2. その他
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