皆空の中で...

TVアンテナの支線を利用した21MHzループアンテナ

TVアンテナのステー線を利用した21MHz1波長ループアンテナ
                                      総目次へもどるは ⇒ こちら

無線アンテナは,地上より高く,エレメントの多いものが性能が高いため,狭い敷地に無理をして建てている例がありますが,ご近所から見れば,地震や台風などの際に気になる存在と思います。以下は,ご近所へ違和感を与えないアンテナの紹介です。「無線アンテナです」と言われなければ気付かないでしょう。

構造的には,テレビアンテナの支線を利用したアンテナですが,1波長(1λ)のループアンテナなので性能的にはダブレット(ダイポール)アンテナより優れています。このアンテナの特徴は,電波の打上角度が低い,帯域幅が広い,耐久性があり,何よりローコストが特徴です。ハワイやオーストラリアあたりとは十分に通信ができます。

1995年,このアンテナを ex.7N3NVT(故:白石鋼造OM)宅に建てました。白石OMは,当時,ヨットで最年少単独世界一周をした白石康次郎さんのお父さんです。OMは,このアンテナでオケラネットとシーガルネットへ毎日参加し,息子の世界一周航海を見守りました。

次の資料は,このアンテナを1995年のCQ誌へ掲載したものです。
写真1は,説明のために支線の写真を太く修正しています。資料の後に【補足説明】が続きます。
                    (資料はクリックすると拡大します)
ステーANT_1
                    (資料はクリックすると拡大します)
ステーANT_2
                    (資料はクリックすると拡大します)
ステーANT_3
      Qマッチでの整合をとる場合は,ANT給電部にフロートバランを挿入すると,平衡ANTと
      不平衡フィーダの接続状態が改善され,市街地ノイズの減少が期待できます。

      (その後,ループの全長を 1波長×1.02 より更に長めの1波長×1.04~1.06とした方が
       SWRが低くなる場合があることが判りました。) 


                  (資料はクリックすると拡大します)
ステーANT_4
【補足説明】
【1.マスト長とループの形状】

菱型ループを正方形にするためにはマストは4.9mとなります(下図左)。マスト長が3m程度で,かつ,ステー線が広げられない場合は下図右のような三角形のデルタループとなります。基本的には左がベストですが,右の三角形型でも性能の低下は大きくないでしょう。(資料はクリックすると拡大します)
   マストの長さと形

マスト長が3.6m程度でもステー線が広げられる場合は下図左のように菱型ループとなります。ループの形は下図右のように左右非対称でも大きな問題はありません。(資料はクリックすると拡大します)
   変形ループ

ステー線が広く広げられない場合は,下図のようにループの一部に折り返し部を作って全体の長さを1波長(14m)にすると良いでしょう。ループの途中に短縮コイルを入れるより,下図の方法がロスも少なく,強度も優れています。(資料はクリックすると拡大します)
   ループの折り返し

上図の線a'の長さは,線(a+a')の30%未満がベターです。線b'も同様です。線aと線bの長さは同じ程度が上下対称となりベターです。線eは線a'とb'のセパレート用です。セパレート部へタマゴ碍子を使用したのは安価で紫外線に強いためです。紫外線に強い樹脂でも良いでしょう。線b,b'へは大きな力が加わらないので,線a,a'より少し細いステンレス線でも良いでしょう。

1波長ループアンテナの指向性は1/2波長ダイポールアンテナとほぼ同じですが,資料の第2図のように1/2波長ダイポールをスタックにした形なので,打上角度は低くなると言われています。

【2】頂上部の絶縁方法
資料の図1では,左右のタマゴ碍子とは別に,他の支線へタマゴ碍子を2つ挿入してエレメント(アンテナ線)がマストなどへ接触しないようにしていますが,この部分は,アンテナ動作としては「電流腹」の部分なので左右のエレメントをつなぐ線の表面へ同軸ケーブルの外皮などを巻いて,自己融着テープを巻いて絶縁する方法でも大丈夫です(他のエレメントを利用して50MHzループアンテナを作る場合は,この方法で行います)。

【3】アンテナと同軸の整合方法の比較
資料の第五図「1/2λ迂回ライン4:1バラン」は,平衡アンテナであるループアンテナを不平衡の同軸へ変換し,併せて,アンテナのインピーダンスを4対1変換して接続する方法なので理論的には良い方法です(資料では第1図のようにこの方法を使用しました)。
その後,同様のループアンテナを建てた際に,第7図の「Qマッチ整合」を使用しました。「Qマッチ整合」は平衡→不平衡変換はされませんが,使用した感じでは前者と後者の性能差はほとんどみられません。「1/2λ迂回ライン」は同軸ケーブルを多く使用しますが,一方,Qマッチ整合は75Ωの同軸が必要です。
両者とも注意すべきは,防水処理です。Qマッチの同軸ケーブル接続のコツは中心導体を半田付けした部分へ「紙」を巻くことです(紙を巻くのは半田の熱で内部のポリエチレンが溶け,中心導体と網線の短絡を防ぐため)。紙を巻き,双方の網線を相互に重ね,その上に細い銅線を巻きつけ,最後に重ねた相互の網線へ半田をしみこませる方法でもOKです。自己融着テープでしっかり防水処理をして,接続部へ曲げの力が加わらぬように「あて木」をします。

【4】同軸ケーブルの防水
同軸ケーブルの防水は,自己融着テープを使用します。ビニールテープなどを巻くなどでは防水できません。自己融着テープを十分に引張りながら巻きつけることが大切です。自己融着テープは各社から販売されています(次は一例です)。(資料はクリックすると拡大します)
          エフコテープ

【5】エレメントの接続
エレメント(アンテナ線)は,基本的には,途中で接続点のない14m長のステンレス線を使用します。やむを得ず線を接続して使用する場合は,ステンレス線を「よじり接続」し,ステンレス半田を流仕込み,自己融着テープを巻いて接続部を防水します。給電部におけるエレメントと同軸ケーブルとの接続も同様にします。(資料はクリックすると拡大します)
          電線の接続

【6】エレメント長の調整
エレメントとなるループ線の長さは,資料3枚目のように14.36mとなります。ダイポールアンテナのように短縮率は掛けず,逆に,1.02を掛け算した値となります。この14.36mのうち,14.2mでループを作り,残りは給電部で長さが調整できるようにします(資料の写真2参照)。資料の作成例の場合,タマゴ碍子部で短くなることを考慮しなかったためか,アンテナ建設後にSWRを測定してみたら,資料第8図のような結果となりました。
第8図を見ると,SWRの最も低い周波数は21.5MHz付近と見えます。波長は300÷周波数MHzですから,21.5MHzの波長は13.965m,21.3MHzの波長は14.085mとなり。その差は,14.085-13.965=13.2cmですから,現在のアンテナの中心点を21.300MHzにするには,調整用余長部で+13.2cm長くすれば良いことになります。
(その後の実験結果:ループの長さは,1波長×1.02よりも,1波長×1.04~1.07の範囲で調整するとSWRが良好になることがわかりました。)

【7】残りのステー線の扱い
4方向への支線(ステー)のうち,残りの2方向のステー線の影響を少なくするためタマゴ碍子を挿入するなら,そのステー線で1辺が1.5mの菱型ループを作ると50MHzの1波長ループアンテナになります。

【その他】
このアンテナの耐久性はテレビアンテナと同じく,①マスト,②屋根馬,③支線を四隅に固定する「アンテナ支線止め金具」で決まります。私の経験から,TVアンテナメーカが提供しているマストは軽くて丈夫であり,10年経過しても錆びないなど耐久性があると評価しています。(資料はクリックすると拡大します)
TVANTマスト マストジョイント 屋根馬

マスト長が3.6m程度であれば直径25mmのマストでも大丈夫でしょう。先端に遠距離用の大型地デジアンテナを載せる場合は,マスト直径が31mmのものが安心です。屋根馬もしっかりしていればテレビ用でも大丈夫でしょう。ステーの張力はゆったりとした力の範囲にとどめます。ターンバックルなど使用してピンピン張ると屋根へ力が加わり屋根材がいたみます。

注意事項:
マストとして「ステンレス巻」パイプの利用は要注意です。ステンレス巻パイプは鉄管にステンレスを巻いたもので,表面はきれいですが,雨や潮風があたる場所で使用すると,「異種金属接合による腐食=電気分解」が生じるため,内部の鉄管が短時間で腐食します(錆びます)。外から見たらピカピカなので大丈夫と思っていたら,何年もたたないのにボッキリ折れたなどと聞きました。
鉄管にウレタン塗装を施したパイプがまだマシです。ステンレスパイプを使用する場合は,巻パイプでなく,全体がステンレスのものを選ぶべきです。
鉄とアルミとか,鉄とステンレスとか,異なる金属が接触する部分は,雨の水で電池状態が発生し,それによって電気分解=電食=錆が発生します。異なる金属が接触する部分だけでもウレタン塗装をすると腐食を防ぐことができます。例:マストとマストジョイント,マストと屋根馬,マストと地デジアンテナのU金具などなど・・・

メーカ品のTVアンテナ用のマストが丈夫で軽く耐久性があります。マスプロのウエッブカタログにマストなどが掲載されています(65ページ)。
実際に購入する時は,ネット検索へ「マスト M182Z」などと入れて検索し,購入するのが安価かもです。

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【給電ケーブルの技術 】同軸ケーブルの長さ
アンテナ給電部から無線機までの同軸ケーブルは任意の長さでOKと考えている方が多いと思います。給電部のインピーダンスが同軸ケーブルのインピーダンスにピッタリ合っていれば同軸ケーブルに定在波が発生しないので任意の長さでOKです。
現実には,給電部のインピーダンスがバンド幅全域において同軸ケーブルのインピーダンスにピッタリと合うケースは少なく,比較的良い状態でもSWRが1.3とか1.5程度となる場合があります。SWRが1.0でない状態は同軸ケーブルに定在波が発生していることを示すものです。
定在波が発生しても同軸ケーブルを「1/2波長×n(n=整数)」の長さで使用すれば,アンテナ給電部のインピーダンスが無線機側の同軸ケーブル端に同じ値で現れます。---同軸ケーブルが入手できない頃,600Ωのハシゴフィーダーを使用していた時代には,フィーダーを1/2波長の長さで使用しました。
「1/4波長×奇数」の長さで使用すると,アンテナの給電部のインピーダンスと大きく異なる値が現れます。インピーダンス75Ωのアンテナへ50Ωの同軸ケーブルを1/4波長接続すると約33Ωとなってしまいます。この記事のループアンテナのように,インピーダンス110Ωのアンテナへ75Ωの同軸ケーブルを1/4波長接続すると51Ωとなり,その部分に50Ωの同軸を接続することができます。これがQマッチ整合(Quarter-wave Transformer)です。
話をもとにもどして,同軸ケーブルを「1/2波長×n(n=整数)」の長さで使用する場合,実際の同軸ケーブル長はケーブルの速度係数を割り掛けして算出します。5D2Vケーブルはポリエチレン絶縁なので,1/2波長のケーブル長は「1/2波長×0.67」となります。即ち,21MHzでは,同軸ケーブル長を4.72m,9.46m,14.15m,18.87mの長さで使用すると無線機の送信部にとってストレスが少なくベターと言えます。無線機出力にチューナー(カプラー)を設置し整合する場合は「1/2波長×n」にこだわる必要はありません。


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  1. 2011/10/04(火) 09:58:51|
  2. アマチュア無線
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コメント

21MHz1波長ループアンテナ

OM はじめまして
1995年のCQ誌に記載されていたの記事を資料として保存していました。
95年のには、記事を見て、移動局で社宅の4Fの屋上に貼って運用していました。3mmステン線+Uバランでした。もう一度、このアンテナを立てようと決意、
「Qマッチ」で検索していたらOMの記事にたどりつき
1995年のCQ誌に記載されていたの記事をも懐かしく思いました。
今度は、OMの記載された「Qマッチ」部分に編み線をつけて「Qマッチ+シュペルトップ」でやろうと思っています。又、大電力用にUバラン部分は8Dで作れば1kWでもOKかなと思っています。
  1. 2013/08/29(木) 23:52:10 |
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  3. suzuki #FvLIUmYM
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Re: 21MHz1波長ループアンテナ

SUZUKIさん
コメントありがとうございます。
1波長ループは周波数帯が広く簡易に使用できる特徴がありますね。
Qマッチは簡便ですがマッチングセクションの特質からマッチングがとれる幅が若干狭くなるかもしれません。
1KWを給電すると50Ωの場合,約5Aの高周波電流が流れます。SSBであれば平均電流は小さくなりますので8D2Vでも大丈夫でしょう。
次回は,UバランもQマッチも使用せず「ハシゴフィーダー」で2階の軒下まで引き込み,平衡型アンテナカップラーでマッチングさせてみたいと考えています。
そうすれば,このループ1つで14MHz,18MHz,21MHz,24MHzにオンエアできるのではと思っています。
ハシゴフィーダーの長さを適切に選び,そのポイントへ4:1のバランを入れ,その点へオートチューナーを入れてマッチングする方法も出来そうです。
ネットを「皆空の中で TKA目次」で検索くださると,私の稚拙なブログの目次が見つかります。
時間がありましたらのぞいて見て下さい。
suzukiさんのURLをクリックしましたら「鉋」の記事があり,興味深く読ませていただきました。
また,鮎つりもあり,少年時代に私の田舎「四国,四万十川」で鮎をとった頃を思い出しました。
コメントありがとうございました。
  1. 2013/08/30(金) 14:23:45 |
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  3. take103kota2 #-
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極細長スリム・デルタループアンテ

OM コメントありがとうございます。
ループアンテナは、不平衡電流が生じない「自己平衡作用」があるのでインピーダンスさえ合わせればバランはいらないようですね。OMの記事に記載されている様にQマッチ整合だけ考えれ良いようです。
勉強不足でした。なんちゃって1アマですが、大変勉強になりました。
それから、極細長スリム・デルタループアンテというものを使っている方もいらっしゃいます。
縦の2辺のエレメントを約6.8m,底辺が1.4m程度の2角辺三角形です。アンテナのインピーダンスが正三角形タイプよりも小さく、底辺の長さを調整して50オームにすることが可能のようです。
  1. 2013/08/31(土) 21:46:47 |
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  3. suzuki #FvLIUmYM
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Re: 極細長スリム・デルタループアンテ

suzukiさん
コメントありがとうございます。
1λループANTは中央給電のダイポールANTなどと同様に平衡ANTですので,不平衡型である同軸ケーブルと接続する場合は原則,平衡→不平衡変換が必要です。Qマッチには平衡→不平衡変換の機能はありません・・・ですが,平衡→不平衡によって生ずる同軸ケーブルの外皮へ生ずる電流によって電波の飛びが極端に悪くなることは少ないので平衡→不平衡変換器(バラン)が無くても大きな問題はないでしょう。
同軸ケーブル外皮からの輻射が発生するのでTVIなどの心配は増えますが・・・
昔はダイポールANTへバラン無で同軸ケーブルを接続して使用していた人も大勢いましたね~。

細長スリム・デルタループは知りませんでした。実験されことは面白いと思いますが,アンテナは開口面積が重要なので,底辺が小さくなり過ぎないようにしたほうが良いと思います。
給電点が50Ωになれば同軸ケーブルが直接接続できますが,それよりはANTの輻射効率が重要と思います。
ハシゴフィーダーはSWR=8程度で使用しますが,同軸ケーブルより損失は少なく電波の飛びは同軸ケーブルに劣ることはありません。

私はアマチュア無線を多くの人に興味を持ってほしいと,1アマの無線工学を教えています。
私のBlog画面の左側「カテゴリ」の「★★1アマ試験_目次 はこちら」をクリックすると工学問題の解き方のページが開きます。
コメントありがとうございました。
  1. 2013/09/02(月) 10:37:01 |
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  3. take103kota2 #-
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マルチバンド化

OM回答ありがとうございます。
ループアンテナのQマッチ部分がやっと製作が終わりました。
以前使用していた、ループアンテナを解体して、材料を部品取りをしようと思いましたが、樹脂の板などが
劣化していたので、また初めから製作に入ることのにしました。使えるのはステンビスくらいです。
ステン線も使えますが、今度はIV線でやることにしなした。ホームセンターで購入した、ステン線は中に鉄が入っているものもあるようで、圧着端子を半田付けするとさびが出てきます。(最近のものです。)
それから、JJ3BHT 小松さんて方が、スリムデルタループアンテナを研究されているようです。
http://6403.teacup.com/ayana/bbs/641

1アマの無線工学を教えてらっしゃるのですね。
私も、試験直前、京都CW愛好会の主催する、上級ハム国試対策講習会を受けに行きました。
講師の方には、本当に頭が下がります。
受講される方も本当に熱心で、無線好きな方なのだるうなと想像しました。和文も勉強していきたいですね。

それから、ループアンテナはマルチバンド化が容易のようですが、あまり幾つものバンドを入れると影響が
ありますか?21、28、50MHzと21、24、28、50MHzとか?
  1. 2013/09/03(火) 02:16:58 |
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  3. suzuki #FvLIUmYM
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Re: 同軸ケーブルの長さ

suzukiさん
コメント拝見しました。
8DFBは発泡ポリエチレンなので速度係数(短縮率)は0.80ですね。
21.2MHzの1/2波長は7.075mですが,8DFBケーブル上では,1/2波長は5.660mですね。
1/2波長×2=11.32m,×3=16.98m,×4=22.64m,×5=28.3mですね。
この長さは,Qマッチセクションの同軸の長さを含めません。
Qマッチセクションとの接続部から送信機出力までの長さです。
以上,参考になれば幸いです。
  1. 2013/09/25(水) 11:24:51 |
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  3. take103kota2 #-
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調整について

小谷OM 同軸ケーブルの長さ了解しました。

12mの高さで給電するの予定です。調整は、Qマッチセクションの位置でSWR形またはアナライザーを直接付けて調整するのがベストですが、そこまで上がることが無理なので、仮に上げてQマッチセクションから5D-FBを接続して、先端にSWR形またはアナライザーを取り付けて計りたいと思います。5D-FBの速度係数(短縮率)は0.8なので、 1/2波長の5.660mの長さで計ればQマッチセクションにより近い位置で計れると思いますが、こんなやり方でOKでしょうか?
  1. 2013/09/25(水) 20:45:24 |
  2. URL |
  3. suzuki #FvLIUmYM
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Re: 調整について

suzukiさんの方法で良いですが,調整のためのケーブル5.66mが残物として残るのはもったいないですね。
1.02波長のループが,碍子部分のターン分で少し短かくなる場合がありますから,その点を考慮したループ長とすると良いですね。
ANTは地上高でインピーダンスが変化しますので,予想通りのSWRとならない場合があります。
SWRは2以下であればあまり気にしなくても大丈夫です。
ハシゴフィーダーはSWR=8で使用しますが,ANTからはしっかりと電波が輻射されるのですから。
  1. 2013/09/26(木) 12:02:00 |
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  3. take103kota2 #-
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コネクターについて

小谷OM お世話様です。
M型コネクターを使用しますが、絶縁物にテフロンやベーク(多分色は茶色のもの?)があるようですが、あまり高いパワーを掛けるとベークタイプは燃えてしまうと聞いたことありますが本当ですか?絶縁物と耐電力との使い分けを教えてください。また、給電部の樹脂板は高いパワーの場合考慮する必要があるのでしょうか?
  1. 2013/09/26(木) 19:59:11 |
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  3. suzuki #FvLIUmYM
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Re: コネクターについて

M型コネクターについてはブログ画面の左のカテゴリから「総目次」を開いて,全体目次の中の【アマチュア無線のアンテナ技術】の
8.同軸ケーブルの長さを調整するとSWRがさがる?に少し書いておきました。
http://take103.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

M型コネクタ付近のインピーダンスが50Ωであれば(SWRが低ければ),出力500wでも高周波電圧は実効値が160V,高周波電流も3.2A程度なのでベークライト(フェノール樹脂)M型コネクターでも絶縁上の問題はないでしょう。
接触状態が悪くなると接触抵抗が増えて熱が出ますので,接触部分がきれいなものが必要です。
(M型コネクターはインピーダンスはでたらめですから,Qマッチ部の接続は半田付けしたほうが良いかもと思います)
給電部はインピーダンスが110~160Ωとなるので500W送信では高周波電圧は実効値で300vくらいになります。
左右が3cm以上離れるのであれば普通の絶縁板で十分です。
  1. 2013/09/27(金) 12:09:30 |
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  3. take103kota2 #-
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短縮率について

小谷OM 本日やっと建設できました。
3人工で丸1日掛かりました。
マストの養生、取り付け、調整など・・・。
(マストは12Mの竹竿を使いました。縦割れの対応)
SWR調整で何回も上げ下ろし、スタブ調整
短縮率1.02で計算して上げたのですが、無理でした。
実際、架設してアナライザーで測ると21.6MHあたりで共振し、SWR1.2程度、30センチほどスタブ部分を延長して見ました。そしたらSWRは21.25MHあたりで共振し、SWR1.2程度となり、このあたりで妥協しました。
エレメント全長が15.06m。机上で短縮率を計算すると、1.067程度です。(自分以外、何回も上げると嫌な顔されますが、食事代こちら持ちでなんとかなりました。(笑))
「ワイヤーアンテナ CQ出版社」では 短縮率1.03~1.08と書かれていますので妥当な値かと思いました。
今回は、エレメントも3Φのステンワイヤーを使いました。
架設条件が屋根の場合や、地上高さなどで短縮率もかなり変化するように思いました。設計・製作してみると奥が深いですね。
未だ、運用はしていません。これで、CWのヨーロッパ方面の運用が楽しみです。
  1. 2013/09/29(日) 00:53:43 |
  2. URL |
  3. suzuki #FvLIUmYM
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Re: 短縮率について

suzukiさん
ANT建設,調整,お疲れさまでした。
1λ×1.067のループでSWR=1.2と仕上がったとのこと,良い結果ですね。
CQ誌記事に私は1λ×1.02にし,調整用余長部10~30cmと書きましたが,
その作成記事の第8図「SWR特性図」を見ても,SWRの最良点は21.4MHzより高いあたりにありそうでしたが,屋根の上での作業につかれたので再調整しないままにしました。
標準的には1λ×1.05が良いかもですね。
9月下旬からヨーロッパ方面が入感しCWで交信ができています。
また,毎朝,JST:07:00~07:30に21.382MHzで外洋ヨットのサポート「シーガル ネット」が運用されています。
最近は,ハワイのKH6CHさんが日本語でコントロールをしてくれます。
初めての方も歓迎してくれますので,時間がとれたらロールコールの最後に声を出して,ハワイまでどの程度の強さで届いているか確認する方法もあります。
KH6CHさんは日系人で90歳に近い方です。毎朝,JA局向けにサポートしてくれます。
では FB DX 73


  1. 2013/09/29(日) 11:39:23 |
  2. URL |
  3. take103kota2 #-
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SWRデータ

小谷OM お世話になります。
「シーガル ネット」ですね。聞こえていたらコールしたいと
思います。私が開局当時はタンカーなどMM局が聞こえていましたが、最近はあまり確認できませんね。
さて、建設が終わったところでケーブルの引き込みが未だ終わっていません。これも調整以上に面倒な作業ですね。移動局ならそんなに苦労しないのでが・・・。

ループアンテナのSWR特性を参考までに記載します。
アナライザーの値のそのままデータ化しました。
MHz SWR R X
----- ---- --- --
20.0 2.2 22 7
20.1 2.0 24 8
20.2 1.9 26 8
20.3 1.8 28 8
20.4 1.7 29 9
20.5 1.7 30 9
20.6 1.6 31 9
20.7 1.6 32 10
20.8 1.5 34 11
20.9 1.5 36 11
21.0 1.4 38 10
21.1 1.3 41 8
21.2 1.2 42 5 ←中心周波数付近
21.3 1.2 42 4
21.4 1.3 40 6
21.5 1.4 37 8
21.6 1.5 34 10
21.7 1.7 30 7
21.8 1.9 27 7
21.9 2.1 24 4
22.0 2.2 23 3

この値は、流行のダブルバズーカ以上の値です。
SWR=1.5の間の範囲は 900KHzです。
  



  1. 2013/09/30(月) 00:22:04 |
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  3. suzuki(JG2FJC) #FvLIUmYM
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Re: SWRデータ

suzukiさん
SWR値が広い範囲で良好ですね。
今朝もシーガルネットでハワイのOMと短くレポート交換をしました。
ハワイのOMはハワイの月曜日から金曜日までコールしてくれます。
日本では火曜日から土曜日となります。
では,ご活躍を 73
  1. 2013/10/02(水) 23:21:54 |
  2. URL |
  3. take103kota2 #-
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運用結果

小谷OM お世話になります。
「シーガル ネット」少し聞いていましたが、弱くてよく取れませんでした。女性はMCをされているようですね。
9/30に電波を出すことになりました。18:30以降ですが、春先のコンデションよりもヨーロッパ方面も含めて弱いコンディションと思いました。ヨーロッパ方面も数局呼んでも取ってもらえす。バンドが静かになりかけた頃、駄目もとでCQをだしました。するとYK8HUが呼んできてくれました。539/579のレポート交換。相手はWire DPとのこと。シリアからのコールで驚き!19:30以降にS51AOPが弱いがコールされる。519/539の交換
気になる局で10/2 CQからIS0BOYからのコール弱いが、419/559の交換、9/30~10/4の4日間でヨーロッパ、アジアを中心に20局と交信。7MHzの9mH 逆Vの高調波アンテナと比較するとそれほど変らない。ヨーロッパ・ロシア方面は、逆Vの高調波アンテナの方が幾分良く聞こえるようだが大差はほとんど感じない。だた近距離のアジアやオセアニア方面はループANTの方が信号が1くらい強いようです。アンテナの張り方にもよると思いますが・・・。 
  1. 2013/10/06(日) 01:23:08 |
  2. URL |
  3. suzuki(JG2FJC) #FvLIUmYM
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山口県の実家にアンテナ設置

管理人 様
今晩は、アンテナカップラーについて、丁寧に回答いただきありがとうございました。
今夏、近年になく一週間の休暇を取り、山口県の実家に行ってきました。
テレビアンテナを2階の屋根に上げたのを機に、短波帯の1波長ループアンテナとVHF帯のh型スリーブアンテナを設置してみました。
海に突き出た砂洲上にありますが、100m位の山が迫っている地のため過度の期待はしておりませんでした。しかしACARSの受信結果は埼玉よりは若干良好なようです。
山口の実家は普段不在になるため、あまり目立たないように、アンテナマストも2m程度にし、支線の一部をアンテナに利用しました。
当ページのアイデアはとても参考になりました。
潮風にさらされる地域のため、細かい点ですが接続部分の防水・防錆について、自己融着テープを巻くことも忘れないようにしました。
1波長ループアンテナは、当地埼玉でも設置していますが、概ねノイズが少なく受信状況は「とても静か」と言う印象です。
送信については全く分かりませんが、ご指摘の通り垂直系や1/4波長型よりは、S/N比が良好であろうと思います。
広帯域の受信用であれば、設置環境の許す範囲内で、ループアンテナをできるだけ長く設置する方が良いと思います。
蛇足ではありますが、お魚釣りにも行ってきました。ここ数年は「チヌ」に遊ばれてばかりでしたが、今年は思いっきり遊んでやりました。最長寸の更新はなりませんでしたが、充分満足しました。もちろん全部おいしくいただきましたです。
夏の魚にしては何故か太っていて少々奇妙ではありましたが・・・。
  1. 2014/09/09(火) 00:36:02 |
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  3. Turky #QygVoc82
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Re: 山口県の実家にアンテナ設置

Tulkyさん
コメントありがとうございます。
ご実家の付近が市街地でなければノイズが少なく受信には良好でしょうね。
陸地から遠く離れた海上であれば市街地ノイズも少なく垂直系のANTの特長(低角度の電波の送信受信性能が良い)が生かせますが,
陸上では市街地ノイズが避けられなうので水平系で平衡度のあるANTがベターですね。
中波のラジオ送信所では,近傍へ電波を効率的に飛ばす必要があること,水平ダイポールは波長が長くて建設できないことなどから垂直接地型ANTを使用します。ラジオ送信所では受信はしませんから,市街地ノイズがあっても支障ないですからね。

ところで,シベリア上空をフライト中は飛行機からの電波は出していないのでしょうか? と言うのは,ネットのフライトレーダーの画面にそのエリアを航行中の飛行機が表示されず,モスクワから西の位置になると表示が再開されるので,電波の発射を止めているのかなと思いました。

チヌ釣ですか,良いですね。私の実家は「土佐の南西部」です。黒潮に洗われる磯が近いので遠くから磯釣りに訪れる人がいました。子供の頃,「もろこ(クエ)」釣りに連れて行ってもらった記憶があります。
当時はノイズが少なく短波ラジオで海外放送がクリアーに聞こえました。
では,お元気で 管理人より

  1. 2014/09/10(水) 13:34:13 |
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  3. take103kota2 #-
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管理人 様
ACARSでは、未だロシアやヨーロッパまでは、受信プロットが得られていません。
たまに、エアロフロートのプロットがクラスノヤルスク近辺にポツンと出てくる程度です。
アンテナ等の感度が低いのか、周波数が違っているのか、はたまた航空機が電波を出していないのか・・・?マークがいっぱいです。
これまた楽しです。
  1. 2014/09/10(水) 19:24:06 |
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  3. Turky #QygVoc82
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