皆空の中で...

OMの開局当時のシャック

友人のJA1DBV-OMから「開局当時の受信機とシャックの写真が出てきた」とコピーが届きました。

最初の写真はJA1DBV-OMが昭和31~32年(1956~7年)頃に自作した「高1中2受信機」です。
撮影は当時のレンズ1枚・シャッター固定のオモチャのようなカメラ「スタート35 (Start 35)」で写したとのこと。シャープさに欠けますが,固定焦点で絞りも選択できないカメラのようなので,これでも良く撮れている方かなと思います。

受信機のメインダイヤルは山田のYN-6です。左右にメータ-が2つ見えます。1つは「Sメータ-」と思いますが,2つ目は何かな~?と考えます。 右下の小型バーニアダイヤルはスプレッドバリコンでしょうか? 右のメータの下の丸ツマミは何でしょうか?。
下部中央の丸ツマミはバンド切替(コイルパック切替),その右側はRFゲイン,左下はAFゲインと思います。左メーター下の三列のスナップスイッチは電源SW,ノイズリミッター,BFOスイッチかなと思います。
     (写真はクリックで拡大します)
01_DBV初代受信機1956~7(14~15才) 02_DBV初代受信機

受信機を上部から写した写真です。
IFTが3個なので中間周波増幅が2段とわかりますが,中間周波増幅の真空管としてTM管とGT管が混在して使用されているように見えます。整流管が80,オーディオ出力管はUZ42でしょうか。MT管,GT管,ST管が混ざって使用されていますので,小遣いをやりくりして部品を集めたのでしょう。
シャーシ裏の写真は,固定焦点のカメラ「スタート35」ではピントが合わせられなかったのしょう。中学生時代の自作機としては良くできています。
     (写真はクリックで拡大します)
03_DBV初代受信機 04_DBV初代受信機(カメラスタート35)

下は,自作受信機を机に並べてセットした写真のようです(この撮影はカメラ「Start-35」ではなさそうです)。
受信機の上に,手作り送信機のようなものが見えます。送信機の電源トランスが受信機の左のシャーシに見えます。砲弾型マイクも見えます。また,机の右側に吸収型周波数計のようなものがあり,その前に電鍵のようなものが見えます。 
     (写真はクリックで拡大します)
05_DBV初代シャック


下は昭和32年自作と記録のある受信機(高1中2)の写真です。この写真はリコーフレックスで撮ったとのことです。カメラ「スタート35」に比べて画質が格段に良くなっています。
リードのAS-1筐体に組み込まれています。LEAD AS-1 はフロントパネルが鉄板なので穴あけが大変だったと思います(メーターの穴などは特に大変だったでしょう)。大型バーニアーダイヤルはメインバリコン用,小型バーニアーダイヤルはスプレッドバリコン用なのでしょう。 
     (写真はクリックで拡大します)
11_2代受信機S32年作成16才時 13_DBV2代目受信機AS-1

下の写真では,大型バーニアーダイヤルがミツミ電機のダイヤルMD‐5へ取り換えられています。15~16才の少年時代に自作したとは思えない出来栄えです。    (写真はクリックで拡大します)
12_2代受信機

下の写真は,JA1DBV局の開局当時のシャックの写真です(昭和32年12月開局)。写真のカレンダーが1月になっていますので開局してまもない頃とのことです。受信機の左の大型バーニアダイヤルはVFOのようです。
左の丸メータが2つの機器は自作送信機です。送信機パネルの上部のターミナルから給電線が上へ伸びて,柱の上部へ取り付けられたカップラーへつながっています(この頃はカップラーとの接続に同軸ケーブルが使用されていません…入手できないと言うか,このやり方が当時では普通だったのでしょう)。
カップラーのコイルの左に古い蛍光管が水平にぶら下がっています。送信するとカップラーのコイルの磁束で,この蛍光管が「ボアー」と光る仕組みにしていたとのことです(ON AIRモニター代わりですね)。このカップラーから「はしごフィーダー」を使って水平部20mのツエッペリンアンテナへ接続していたとのことです。
当時のカップラー(アンテナチューナー)には,アンテナを受信機へ切り替えるスタンバイリレーが設置されていました(それらしいものがカップラーのコイルの下に写っています)。VFOの上の機器は50MHzのクリコンのようです。50MHz送信機がどれなのか判りませんがファイナル管としてUY-807を使用したとのことです。
受信機の右横面の上部へ右からコードが接続されていますが,これは「自作のQマルチプライヤー」のようです(QマルチはIFTのQを高くし選択度を向上させる回路で,発信状態にさせてBFOの役割も果たせたと記憶しています)。
     (写真はクリックで拡大します)
14_2代シャック

下の写真は,それから5か月ほど経過したシャックです(カレンダーが5月になっています)。右端にデップメーターのような機器が増えています。自作したのでしょう。左に「アカイ」のテープレコーダーがあります。左端に懐かしい形のテレビが見えています。    (写真はクリックで拡大します)
15_2代シャック

昔は,多くの局が自作しました。ハンドドリルで穴をあけ,リーマーで拡大し,シャーシパンチで真空管とIFTの穴をあけたりして,手に豆を作りました。撤去品の電圧計に分流抵抗を外付けして電流計にしました。ワンターンランプで送信管のプレート同調点をとらえ,リンクコイルでアンテナフィーダーへ接続して電波を出した局もいました。高周波電流計など見たことも無く,SWR計も無く,暗中模索で電波をだしていた局も多くいましたが,それぞれ工夫を話し合ったりして楽しかった時代でした。    TNX JA1DBV_OM

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  1. 2013/03/07(木) 12:00:06|
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