皆空の中で...

34.電波の強度の安全基準値の算出式の出題

34. 電波の強度の安全基準値の算出方法の出題 (★要注目)
              (昨年から出題され始めた問題)
                 1アマ試験の目次はこちら    総目次はこちら

このページは第1級アマチュア無線技士試験(1アマ試験)に出題される問題を解くコツです。
私達のクラブの方々のためのページです。

    ---【TKA目次2(1アマ試験問題のやさしい解き方,コツ)】---
       1~24は「1アマ試験の目次」→こちらをご覧ください。
....25.離れた受信点の電界強度の算出問題の解き方
....26.電離層のMUFの算出問題の解き方
....27.アンテナ電流,放射抵抗,放射効率の計算問題の解き方
....28.変調波電圧から変調度を,変調度から波形電圧を算出する
....29.変調度から被変調波電力,電圧を算出する問題の解き方
....30.電信送信電力と電話搬送波電力の比を計算する問題の解き方
....31.変調度100%時の同軸ケーブル最大電圧を計算する問題の解き方
....32.定在波(SWR)の算出問題の解き方
....33.半波長ダイポールアンテナからの受信機入力電圧を算出する出題を解く

34.1 電波の強度の安全基準値の算出方法の出題 
       この出題は平成23年8月から始まり,連続して12月にも出題されています。
       (2アマにも同時に出題されはじめました)。 ★要注目です

            (平成24年12月A-21より)
1_電波の安全基準2412A21_2
この問題は「法規からの出題では?」とも言えます。次の告示を知らねば解答は見つけられません。
(電波法施行規則別表第2号の3の2  平成11年4月27日  郵政省告示第301号)
「10KHzを超え100KHz以下の周波数における電波の強度の値及び人体が電波に不均一にばく露される場合の電波の強度の値」 (法令抄録P188)
   出題の表はこの告示第301号の2の表1から引用されています。

次いで, 
電波法施行規則第21条の3第2項 平成11年4月27日ー郵政省告示第300号
「無線設備から発射される電波の強度の算出方法及び測定方法」 (法令抄録P200)
   この告示第300号の2に,
   「電力束密度の値から電界強度又は磁界強度の値への変換は,次式を用いる。」とある。
          電波の安全基準値_Sの式
   Eは電界強度[V/m],Hは磁界強度[A/m],Sは電力束密度[mW/cm^2]と同告示の1に定義されている。
   また,告示第300号の5に,
   「電波の強度の算出に当たっては,次式により電力束密度の値を求めることとする。
    ただし,30MHz以下の周波数においては,電界強度の値に換算すること。」となっている。
          電波の安全基準値_S式30MHz以下
   告示第300号の9に,
   「ただし,当該算出結果を当該算出地点における電波の強度の値とするときは,測定を要しない。」 (法令抄録P193)
   となっている。 
                  これらより正答は解答2となりますね。

 以上は,アマチュア局用 電波法令抄録 2012/2013年版(平成23年12月15日発行):編集 日本アマチュア無線連盟:発行所 CQ出版(株)より引用。上記は同抄録の188~200ページに掲載されています。

原本は次の「⇒こちら」をクリックすれば見つかります。
   (1) (郵政省告示第三百号)電波法施行規則第二十一条の三第二項の規定に基づく
      無線設備から発射される電波の強度の算出方法及び測定方法 ⇒ こちら 
   (2) 「電波防護のための基準への適合確認の手引き」(総務省) ⇒ こちら 


34.2 同種の出題です。  (平成24年8月A-22より)
2_電波の安全基準2408A22_2
          上の出題と同じです。正答は解答1ですね。


34.3 同じ12月に2アマにも出題されています。(平成24年12月A-17 2アマより)
3_電波の安全基準2412A17_2アマ_2
          正答は解答2ですね。

34.3 同じ8月に2アマにも出題されています。(平成24年8月A-18 2アマより)
4_電波の安全基準2408A18_2アマ_2
          正答は解答2ですね。


この種の出題は過去にはみられません。平成24年8月から1アマ,2アマ同時に出題されはじめ,しかも両試験とも連続出題です。その理由は不明ですが,1アマ,2アマとも送信電力の上限がかってより増加したことな等から「安全基準についての知識を有するか」を問う出題として選ばれるようになったのではと推測します。

(この出題は計算問題ではありませんが,最近の「要注目」出題なので,とりあげてみました。)

今後の予定,計算問題の解き方はほぼ終わりです。その他の計算問題で質問がありましたらコメントで連絡ください。

次の「35.国際通信憲章・条約・無線通信規則の要点」へすすむは → こちら

1アマ試験関係の目次へもどる こちら

総目次へもどるは こちら

  1. 2013/03/04(月) 12:10:03|
  2.   1アマ_無線工学のコツ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<35.1アマ試験のための_国際通信憲章・通信条約・無線通信規則の要点 | ホーム | 33. 半波長ダイポールアンテナからの受信機入力電圧を算出する出題を解く>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://take103.blog.fc2.com/tb.php/109-08d663d8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)