皆空の中で...

Dynabook T772W6HP ヒンジ故障の修理

Dynabook Satellite T772W6HP ヒンジ故障の修理

                    全体目次へもどるは ⇒ こちら

Dynabook Satellite T772シリーズは2013年発売のCore i7,メモリ8GB,大型ディスプレイのノートPCです。
まだまだ使用できるスペックなのにディスプレイを支えるヒンジがグラグラとなっていました。
               (ヒンジ故障を防ぐ方法は文末をお読みください)
以下はヒンジ部の修理の記録です。

下の写真がDynabook Satellite T772W6HPです。
          (写真はクリックで拡大します)
  1_Dynabook Satellite T772W6HP2

下は裏面のラベルです。 (写真はクリックで拡大します)
     2_T772Wシール

下はヒンジ機構が壊れている左側側面の写真です。
ヒンジ金具で上側パネルが浮き上がっています。
                    (写真はクリックで拡大します)
   3_ヒンジが壊れて

下はうしろ側から見た写真です。
ヒンジのスプリング機構がはずれて見えています。
            (写真はクリックで拡大します)
   4_ヒンジ部が浮いている


修理を始めます。次の写真は修理用の道具です。
ドリルは筐体への穴あけ時に使用します。
4修理道具です



裏側のビスをすべて取り外します。
黄色丸はVDVドライブを抜いたら見えるビスの位置です。
バッテリーも取り外します。 (写真はクリックで拡大します)
  5_裏面のビスを取る2


次はキーボードの外し方です。
キーボードは一周にある小さな爪で上パネルに固定されています。
ビスも接着剤も使用していません。
下の写真のように薄い金属板を差込み.丁寧に爪を外します。
(小型のマイナスドライバを使用する場合は,少しずつ爪をはずします)。
           (写真はクリックで拡大します)
   6_キーボードを外す1

下は,左から右へ少しずつ爪を外している写真です。
           (写真はクリックで拡大します)
   7_キーボードを外す2

キーボードが外れると,右下に上パネルをマザーボードへ締めつけているビスが見えます。
このビスを抜かないと上パネルは外せません。
     8_隠しビス

キーボードからのフレキシブルフラットケーブル(FFC)はコネクターの固定部を矢印方向へ動かすことで簡単に抜けます
赤丸のビスも外します。
   9_キーボードの下のビスとコネクタ

下のフラットケーブルはコネクター部の樹脂を「上へ起す」ことでゆるみます。
   11_コネクター

下のコネクタ部はコネクタを抜くことで抜けますが,配線を引っ張って抜いてはいけません。
  12_コネクタ2 13_コネクタ32


下は上パネルが外れた写真です。
左上のヒンジ部分が壊れてスピーカーまで外れています。
           (写真はクリックで拡大します)
 14_上パネルがとれた

下は壊れている左側のヒンジ部です。
ヒンジのビスを固定する側の樹脂がすべて壊れています。
スピーカを固定していた樹脂まで壊れています。 (写真はクリックで拡大します)
   15_左側ヒンジ部

下は、壊れていない右側のヒンジ部です。見比べてみてください。
           (写真はクリックで拡大します)
   16_右側ヒンジ部

下は,壊れている左側の拡大写真です。
写真の白い線は金具と締め付け穴の関係を示したものです。
締め付けビスを受け止めるナット側の樹脂が壊れて無くなっています。
白矢印の金具は途中でちぎれています。
           (写真はクリックで拡大します)
   17_左側ヒンジ拡大


次の写真は筐体の裏側から3mmΦのビスを差込みヒンジ金具をナットで締めた状態です。
写真を撮るのを忘れましたが,筐体にはドリルで3mmΦの穴をあけます。
(赤矢印は2.6mmΦの穴にします)
5本のビスは全て筐体の裏側から差し込みます。
                     (写真はクリックで拡大します)
   18_新しいビスで締める2

ヒンジ金具の受け側の樹脂が無くなった分の厚みを継ぎ足すため,下の写真の白矢印のように
高さを調整するためのナットをかませます(ワッシャーを数枚重ねる方法もあります)。
                     (写真はクリックで拡大します)
   19_ナットで高さを調整する2


下は横から見た写真です。 ヒンジの高さが低いと下のようになりません。
     24_閉まりました


下は右側のヒンジ金具も新しいビスとナットで固定した写真です(予防保全です)。
ビスがナットより高くでると上パネルにあたるのでビスは適正な長さに切って使用します。
                     (写真はクリックで拡大します)
   20_右側も新しいビスとナットで


下は底面側からの写真です。
ヒンジ金具を締め付けるビスは左から5個です。
ビスはワッシャーを使用して面積を広く,強度を高めます。
1つだけナットがありますが,これは上パネル側からのビスを締めたナットです。
           (写真はクリックで拡大します)
   21_裏側から見ると

下は右側ヒンジの裏側です。予防保全で取り替えたビスの頭が見えます。
           (写真はクリックで拡大します)
22_右側のヒンジの裏側


下は,上パネル取り付けて,上パネルを締めた状態です。
このビスは2mmΦ,長さ20mmで良いですが,手元にあった3mmΦを使用しました。
           (写真はクリックで拡大します)
   23_ 上側から見ると


以上で作業は終了です。
裏面側にビスの頭が出た状態では,机にキズがつく場合があるため,左右のヒンジ部の底に
「消しゴム」を敷いてノートPCを使用します(高さ1cmほどのペットボトルのフタでもOK)。
これにより,パソコン底へ空気が入りやすくなり放熱も良くなります。


ノートPCを長く使うためのポイント
 (1) ヒンジを動かす回数を減らす⇒持ち運ばない時はディスプレイを開いたままにする。
      (私はシャットダウン後も開いたままにしています)

 (2) ディスプレイを閉じる時は,PCの電源LEDの消灯を確認してからゆっくりと閉じる。


全体目次へもどるは ⇒ こちら



  1. 2017/11/27(月) 15:31:39|
  2. パソコン Windows
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ